男子シングルス準決勝でリターンするスタン・バブリンカ=2015年6月5日、フランス・首都パリ(共同)【拡大】
テニスの全仏オープン第13日は5日、パリのローランギャロスで男子シングルス準決勝が行われ、第8シードのスタン・バブリンカ(スイス)が第14シードのジョーウィルフリード・ツォンガ(フランス)を6-3、6-7、7-6、6-4で破り、全仏で初の決勝進出を決めた。また、四大大会全制覇が懸かる第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)は第3シードのアンディ・マリー(英国)と対戦。6-3、6-3、5-7とリードして迎えた第4セットの3-3で悪天候のため、6日に順延となった。6日の再開試合では、第4セットを5-7でマリーが取ったが、第5セットはジョコビッチが6-1で取り、決勝進出を決めた。
4時間近い消耗戦で昨年の豪オープン覇者、30歳のバブリンカが底力を示した。最速219キロのサーブでエース15本を決め、ストローク戦でも地元の大歓声を浴びたツォンガの勢いを封じた。「暑くて大変な試合だったけど攻撃的に戦えた」と初の決勝進出を果たした勝利を自賛した。(共同/SANKEI EXPRESS)