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コーヒーと緑茶の有用性 大和田潔 (2/2ページ)

2015.6.8 13:30

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)

秋葉原駅クリニック院長、大和田潔さん。診療と執筆で多忙な毎日だが、ランニングと水泳を欠かさない。「体が軽くなれば動くのが楽しくなる。運動をすれば気持ちも前向きになる」=2014年9月2日(塩塚夢撮影)【拡大】

 一番内側の内膜は、内皮細胞という細胞からできています。血液は、血管の中を流れているときはサラサラに流れているけれども、傷口から漏れだすとかたまります。血管の中で、血液が流れ続けることができるのは、内皮細胞と血液の相互作用によります。

 コーヒーが心疾患や脳血管疾患による死亡率を低下させたのは、コーヒーに含まれるクロロゲン酸が血糖値を改善させたり、動脈の内皮細胞の炎症を抑えて健やかに保ったりすることによるのではないか、と説明されています。

 またカフェインの持つ気管支を広げる作用によって呼吸機能が改善して、呼吸器疾患の死亡率を下げたのではないかと言われています。インスタントコーヒーでも、ドリップコーヒーでも気管支を広げる作用にあまり違いはないようです。

 緑茶にも心疾患死のリスクを下げる作用がありました。男性の脳血管疾患、呼吸器疾患のリスクを下げる作用も。残念ながら、がんによる死亡率には差がありませんでした。

 コーヒーは、1日に5杯以上飲むとリスクが上昇し、心疾患については全く飲まない人よりもリスクが増えてしまいます。「過ぎたるは、なお及ばざるがごとし」です。(秋葉原駅クリニック院長 大和田潔/SANKEI EXPRESS

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