国際オリンピック委員会(IOC)の8日の理事会で、2018年平昌冬季五輪の新種目が決まった。スノーボードのビッグエア、スピードスケートのマススタートは日本勢の活躍が期待されるメダル有望種目だ。
ビッグエアではソチ冬季五輪スノーボード男子スロープスタイル8位の角野友基(かどの・ゆうき、日産X-TRAIL)への期待が高い。
角野はプロ大会でも活躍する実力者で、冬季Xゲームは14年に2位、15年は3位に入った。世界で他に成功例のない高難度技を持ち、金メダルを狙える位置にいる。
斜面を真っすぐ滑り降りて大きくジャンプするシンプルな種目で、スロープスタイルやハーフパイプの選手でも取り組みやすい。
全日本スキー連盟の古川年正競技本部長は「トップ選手が出るプロ大会にどんどん出て、実力を示してもらいたい」と期待する。