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「恋する」「泣く」リケジョ侮辱 英ノーベル賞科学者、名門大名誉教授辞任 (2/3ページ)

2015.6.13 00:00

ノーベル賞受賞者のティム・ハント氏。2015年6月9日に韓国で開かれた会議での女性研究者をめぐる発言が原因で辞職に追い込まれた=2001年10月8日、英国・首都ロンドン(AP)

ノーベル賞受賞者のティム・ハント氏。2015年6月9日に韓国で開かれた会議での女性研究者をめぐる発言が原因で辞職に追い込まれた=2001年10月8日、英国・首都ロンドン(AP)【拡大】

 昼食会で発言、批判殺到

 会議には多くの女性研究者が出席しており、シティ大学ロンドンで科学ジャーナリズムを教える講師のコニー・セントルイスさんは「約100人の聴衆は誰一人笑っておらず、みんな石のような表情でした。無神経で非常に差別的でした」と、その時の様子を明かした。

 そして、ツイッターに発言内容を投稿し、「このノーベル賞受賞者はわれわれがビクトリア朝時代に生きていると考えているのかしら?」と書き込んだ。発言は瞬く間に拡散し、ツイッター上には「研究室のハント教授の写真を見たら研究活動をする気がうせた」「会議は欠席します。研究が忙し過ぎて、泣きそうなの」などと、ハント氏への怒りや批判があふれた。

 これを受け、ハント氏はBBCに「陽気で皮肉めいたコメントのつもりだったが、弁解の余地はない。真に深く謝罪したい」と陳謝した。さらにUCLは10日、ハント氏が名誉教授を辞任したと発表。「UCLは男女の能力を等しく認める大学である」との声明も出し弁明に追われた。

「男女別研究室」撤回せず

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