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真の愛好家にささげる「正統」ハウス DJ KAWASAKI (2/4ページ)

2015.6.17 14:00

  • クリエーティブ・ディレクター、DJ、執筆家の沖野修也さん=2014年1月23日(提供写真)

 モダン・ブギー視野に

 そんな中、世間の偏見をものともせず、気炎を吐いているのがDJ KAWASAKIではないだろうか。モデルの藤井リナをカバーアートに起用した2006年のCD「Beautiful」で、彼女と時期を同じくして大ブレーク。ビジュアルセンスも音楽性も多くの模倣が氾濫したが、本人は波が引くようにマイナスの印象を残して消え去ったジャパニーズ・ハウスとは一線を画し、着実に成長し、しかもマイペースで創作活動を継続している。

 この度発売されるMix CD『Timeless』は、ジャパニーズ・ハウスの代表格と呼ばれた彼が今も健在であることを証明し、大幅にバージョンアップされたその音楽性を堪能できる内容になっている。海外DJにも人気のアン・ルイスのカバーで幕を開け、クラブ・クラシックスとして名高いギル・スコット・ヘロンの楽曲には女性ボーカルをフィーチャーし、アレンジャーにファンク系ユニット、ROOT SOULを起用。そして、自らが手掛けたJAZZ COLLECTIVEという若手のジャズバンドのエレクトリックなREMIX、さらにはアメリカのヒットチャートをにぎわす21世紀版のディスコとも言える“モダン・ブギー”を視野に入れた新曲までを収録。全11曲中5曲が未発表という力の入れようだ。

歌心で独自路線

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