レスリングの世界選手権(9月・米ラスベガス)代表選考会を兼ねた全日本選抜選手権最終日は21日、東京・代々木第二体育館で男女計7階級が行われ、女子は53キロ級が吉田沙保里、58キロ級は伊調馨(ともにALSOK)と五輪女王が制して世界選手権出場を決めた。前身の全日本女子選手権や階級区分変更前を含め、ともに通算13度目の栄冠。48キロ級は登坂絵莉(至学館大)が4連覇し、世界選手権で3連覇に挑む。
男子はフリースタイル86キロ級で松本篤史(ALSOK)が優勝。57キロ級は高橋侑希(山梨学院大)が、決勝と代表入りを懸けたプレーオフで全日本王者の森下史崇(もりした・ふみたか、ぼてぢゅう&ボムス)を破った。グレコローマンスタイルは59キロ級で田野倉翔太(クリナップ)が優勝し、代表入り。(SANKEI EXPRESS)