ミャンマーの最大都市ヤンゴンにある日本人学校の新校舎。手前は校庭で遊ぶ幼稚部の児童ら=2015年5月(共同)【拡大】
最大都市シドニーの日本人学校関係者によると、最盛期に約500人だった児童・生徒は半数以下に。学校幹部は「生徒が少ないと経営も授業も難しくなる」と一定の規模を維持する重要性を強調、英語や多文化教育に力を入れているという。
老朽化…現地校に間借り
親日的とされる台湾では珍しい試みも始まった。高雄市では現地の小学校の1棟を間借りし、120人超の小中学生らが台湾の小学生約1500人と同じ敷地で学校生活を送る。別の場所に独立した校舎があったが、児童・生徒の減少や校舎の老朽化で昨年9月に移転。少子化でできた現地校の空きスペースを有効活用している。
校舎は渡り廊下で結ばれ仕切りはない。登下校の時間が重なるほか、体育館などを調整して共用。互いの存在は身近だ。高橋友幸校長は「気配りも求められるが、人間関係や国際感覚を学んでほしい」と期待を込めた。(共同/SANKEI EXPRESS)