2013年のミスUSAに選ばれたエリン・ブラディさん(右)と壇上で並ぶドナルド・トランプ氏。その発言で中南米系女性を敵に回し、ミスUSAは存続の危機を迎えている=2013年6月16日、米ネバダ州ラスベガス(AP)【拡大】
米CNNテレビ(電子版)などによると、中南米系住民向け番組を放送している米最大のスペイン語テレビ局「ユニビジョン」が、この発言に猛反発。局を代表するメキシコ系のニュースキャスター、ホルヘ・ラモス氏(57)は21日、ブログで「あなたの(会社の)利益はメキシコ人が働いて稼いだものだ。トランプ帝国はメキシコ人の従業員がいなければ生き残れない」と非難した。
さらにユニビジョンは25日、「トランプ氏のメキシコ移民に対する侮辱発言に抗議する」とし、7月12日に予定していた「ミスUSA」大会の放送を中止すると発表した。大会は「ミス・ユニバース」世界大会の米国代表選考会を兼ねたもので、両大会とも、トランプ氏と米3大ネットワークのNBCの親会社が共同出資する「ミス・ユニバース機構(MUO)」が主催している。
司会の俳優は降板表明
ユニビジョンは今年1月に両大会を世界のスペイン語圏の国々に放送する5年契約を結んでいた。放映権料は1500万ドル(約18億5000万円)に上るが、この契約も破棄する構えだ。
プエルトリコ出身の女優のロゼリン・サンチェスさん(42)に加え、男優のクリスチャン・デラ・フェンテさん(41)も司会降板を表明。中南米系の芸能人らが抗議の声を上げ、反発が広がっている。