男子シングルス決勝で中国の許●(=日へんに斤)に敗れた吉村真晴(まはる)=2015年6月28日、兵庫県神戸市須磨区の神戸総合運動公園体育館(共同)【拡大】
卓球の荻村杯ジャパン・オープン最終日は28日、神戸総合運動公園体育館で行われ、男子シングルス決勝で予選から勝ち上がった世界ランキング30位の吉村真晴(まはる、愛知工大)は同2位の許●(=日へんに斤、中国)に1-4で敗れ、初優勝はならなかった。
強烈なドライブショットが格上の相手をたじろがせる場面もあった。「もう少しいけたんじゃないか。悔しい」と語った吉村は、リオデジャネイロ五輪代表を争う存在に浮上したことをアピールした。
得意のサーブで崩し、返球後を打ち抜く攻撃が決まった。最後は突き放されたものの、フォアハンドの強打を武器にラリーでも力負けしなかった。日本男子の倉嶋監督は「超攻撃的な卓球に安定感が出てきた」と成長に目を細めた。
世界ランキングは、7月上旬に発表される最新版で水谷(ビーコン・ラボ)、丹羽(明大)に次ぐ日本3番手に上昇することが確実。「このままいけばリオという大きな目標を達成できる自信はある」と言い切った。(SANKEI EXPRESS)