復帰戦を飾れなかったマリナーズの岩隈(いわくま)久志=2015年7月6日、米ワシントン州シアトル(リョウ薮下撮影)【拡大】
米大リーグは6日、各地で行われ、マリナーズの岩隈が故障者リストから復帰してシアトルでのタイガース戦に先発し、5回0/3を8安打5失点で今季初勝利はならなかった。メジャー自己ワーストとなる4本塁打を浴びた。チームは5-12で敗れた。
4月20日以来のマウンドとなったマリナーズの岩隈は復帰戦を飾れなかった。
相手は30球団で最高打率を誇るタイガース打線。二回に左越え本塁打で先制を許し、四回にはV・マルティネス、J・マルティネスの3、4番コンビに連弾を食らう。六回にもソロを浴びた。「打ったバッターがすごくうまかった」と脱帽するしかなかった。
六回無死一塁で降板を告げられたが、岩隈らしい粘りの投球も披露した。二回2死三塁のピンチは投ゴロで切り抜け、四、五回にも併殺打となるゴロを打たせた。「自分のボールはある程度投げられた。次につながる」と話す岩隈の表情は明るかった。(共同/SANKEI EXPRESS)