ベスト4で敗退し、落胆するマリア・シャラポワ=2015年7月9日、英国・ウィンブルドン(AP)【拡大】
テニスのウィンブルドン選手権第10日は9日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、女子シングルス準決勝で第1シードのセリーナ・ウィリアムズ(米国)が第4シードのマリア・シャラポワ(ロシア)に6-2、6-4でストレート勝ちし、3年ぶり8度目の決勝に進出した。6度目の優勝を懸け、11日に第20シードのガルビネ・ムグルサ(スペイン)と対戦する。
立ち上がりからサーブが安定せず、28歳のシャラポワは計6本のダブルフォールトが響いて流れを手放した。「意地を見せたい」と挑んだ苦手のS・ウィリアムズに17連敗(通算2勝18敗)。「打開策が見つからず、ベストのテニスが全くできなかった」と落胆をにじませた。四大大会5度優勝のシャラポワにとって、ウィンブルドンは2004年に四大大会初制覇を果たし「特別な思いがある」という舞台。4年ぶりの決勝進出を逃し「次こそ何とかしたい」と雪辱を誓った。(共同/SANKEI EXPRESS)