テニスのウィンブルドン選手権第6日は4日、ロンドン郊外のオールイングランド・クラブで行われ、シングルス3回戦で女子は前回覇者の第2シード、ペトラ・クビトバ(チェコ)が第28シードのエレナ・ヤンコビッチ(セルビア)に6-3、5-7、4-6で逆転負けする波乱があった。
力のないバックハンドの返球がネットに掛かり、1968年のオープン化以降6人目の2連覇を目指したクビトバの挑戦が終わった。突然の逆転負けに「自分が最も得意な大会で後半戦に進めないのは本当に悲しい」とうなだれた。
今季2戦2勝のヤンコビッチから簡単に第1セットを先取。第2セットも先に第3ゲームをブレークして優位に立った。
しかし、第8ゲームをダブルフォールトなどで落として流れが一変。「最初からショットの感覚が良く、全てがうまく回っていた。その感触が突然消えた」。ミスが増えて第2セットを失い、第3セットも競り負けた。(共同/SANKEI EXPRESS)