メキシコ市で行われたウーバーに対する取締強化を当局に要求するデモで、自分の車両のリアガラスに「出ていけウーバー」と書く既存業者のドライバー。この日、1000台以上の抗議タクシーが幹線道路を封鎖した=5月25日(ロイター)【拡大】
ロイター通信と現地メディアによると、メキシコ市は週明けにウーバーを対象にした市条例を公布する。骨子は、(1)営業可能な車両の価値(価格)は25万ペソ(約195万円)以上とする(2)ドライバーは年1599ペソ(約1万2000円)の登録料を支払う(3)ドライバーは売り上げの1.5%を「新税」として市当局に納める-などとなっている。
「ビジネス成り立たない」
これに対してウーバーの広報担当幹部のコーリー・オーエンズ氏は「これでは全くビジネスが成り立たない。世界中でこんなに意味のない規制をウーバーに強いてきた都市は他にない」と不満をあらわにしている。
ウーバーは、車両のグレードを都市によって3~5段階に分けているが、メキシコ市では一番安いUber-Xが9割以上を占めており、これらの車両価値は25万ペソに達していない。メキシコ市のタクシー業者の労組幹部、ルーベン・アルカンターラ氏は「25万ペソでも甘い。40万ペソ以上にすべきだ。13日にも市当局とさらに折衝する」と話している。
配車という古くからあるサービスを、ITを駆使して“革新”してみせたウーバーの取り組みを評価する声も少なからずある。今後の推移が注目される。