再開したユーロ圏財務相会合で話し込む、国際通貨基金のクリスティーヌ・ラガルド専務理事(左)とギリシャのユークリッド・チャカロトス財務相=2015年7月12日、ベルギー・首都ブリュッセル(ロイター)【拡大】
ギリシャはユーロ圏の金融安全網「欧州安定メカニズム(ESM)」による3年間の支援融資を要請。ほぼEU側の要求通り付加価値税(日本の消費税に相当)増税や年金改革を盛り込んだ再建策を9日提出した。
ユーロ圏諸国は11日の財務相会合で、支援の具体的な交渉に入る前にギリシャが財政再建に関する一部の法案を今週前半にも議会で可決するよう求めた。
EUはユーロ圏首脳会議開催日の12日を合意の最終期限に設定していた。12日にはEU全28カ国の首脳会議も予定されていたが、取りやめになった。EU筋によると、財務相会合が難航したことを踏まえ、ユーロ圏首脳の協議に、より多くの時間を充てるためという。
「再建策は不十分」
一方、ドイツ紙の報道によると、ドイツ財務省はギリシャに500億ユーロ(約6兆8000億円)規模の国家資産を債務返済のため第三者基金に譲渡するか、ユーロ圏から5年間の離脱を求めることを検討した。
ドイツ財務省の文書は「(ギリシャ政府の)財政再建策は、長期的な経済成長を遂げ持続的に発展するために必要な改革が欠けている」と指摘。早急に再建策を改善するか、ユーロ圏を一時的に離脱しその間に債務削減を検討すべきだとしている。