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【ギリシャ危機】「砂上の合意」ユーロ限界露呈 EU、ギリシャ支援交渉開始 離脱は回避 (3/3ページ)

2015.7.14 00:04

ユークリッド・ツァカロトス財務相(左)とともに会議場を後にするギリシャのアレクシス・チプラス首相。EU(欧州連合)の支援合意に、表情は柔和だった=2015年7月13日、ベルギー・首都ブリュッセル(ロイター)

ユークリッド・ツァカロトス財務相(左)とともに会議場を後にするギリシャのアレクシス・チプラス首相。EU(欧州連合)の支援合意に、表情は柔和だった=2015年7月13日、ベルギー・首都ブリュッセル(ロイター)【拡大】

 構造問題を指摘する声

 問題の本質は、ギリシャのだらしなさではなく、ユーロが宿命的に抱える構造問題だとの指摘も根強い。

 そもそもユーロ誕生には、欧州統合の強化・象徴という理念的側面の他に、統一ドイツが欧州で突出して強大になるのを防ぐために当時の指導者たちがドイツ封じ込めの仕組みとしてユーロを用意したという極めて現実的な側面がある。特にユーロ導入に熱心だったのは、統一ドイツを恐れたフランスであり、今回のギリシャ騒動でも、ユーロ死守に最もこだわった。

 翻ってドイツの一連の言動の陰には、「ユーロ圏崩壊容認→マルク復活」という本音中の本音である夢の道筋が見え隠れした。

 当初から、経済格差が大きい国々が単一通貨を導入することには無理があった。ギリシャを本来ならばできるはずもない巨大な借金を容易にできる世界に引き込んでしまったのが、問題の始まりだったといえる。(SANKEI EXPRESS

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