大関の照ノ富士は妙義龍(みょうぎりゅう)をきめ倒しで破り3連勝=2015年7月14日、愛知県名古屋市中区・愛知県体育館(榎本雅弘撮影)【拡大】
大相撲名古屋場所は3日目の14日、愛知県体育館で行われ、上位陣は今場所初めて安泰だった。
2場所ぶりの賜杯奪還を狙う横綱白鵬は栃ノ心を難なくはたき込み、横綱鶴竜(かくりゅう)も高安(たかやす)を厳しい攻めで押し出して勝ちっ放し。先場所優勝の新大関照ノ富士は小結妙義龍(みょうぎりゅう)を豪快にきめ倒して3連勝とした。
他の大関陣は、かど番の琴奨菊が勢を浴びせ倒し、初白星を挙げた。豪栄道も碧山(あおいやま)に逆転の突き落としで初勝利。稀勢の里(きせのさと)は佐田の海を寄り切って2勝目とした。
両関脇は逸ノ城(いちのじょう)が初日を出し、栃煌山(とちおうざん)は連勝を3に伸ばした。
北の湖理事長(元横綱)は「(今場所初の横綱、大関陣安泰に)これから何日も続けていくことが大事だ。照ノ富士は意識(の高さ)が表れている。先場所、優勝したのが大きい。鶴竜はいい動きだ。休むと反射神経が鈍るが、それがない」と話した。(SANKEI EXPRESS)