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「歓喜の一瞬」 冥王星の接近観測成功 (2/3ページ)

2015.7.16 07:00

米無人探査機「ニューホライズンズ」の管制室があるジョンズ・ホプキンス大応用物理学研究所で、冥王星に最接近したことを伝える“号外”を持ち喜ぶNASA(米航空宇宙局)のメンバー=2015年7月14日、米メリーランド州(NASA提供、AP)

米無人探査機「ニューホライズンズ」の管制室があるジョンズ・ホプキンス大応用物理学研究所で、冥王星に最接近したことを伝える“号外”を持ち喜ぶNASA(米航空宇宙局)のメンバー=2015年7月14日、米メリーランド州(NASA提供、AP)【拡大】

  • 最接近の1日前に撮影された冥王星(左)と衛星のカロン(NASA提供・AP)

 NASAのボールデン局長は「信じられないほどの偉業だ」と自賛。オバマ大統領もツイッターに「冥王星に最初の訪問者がやってきた。米国のリーダーシップを示した偉大な日だ」と書き込んだ。

 16カ月かけ送信

 観測はまさに一瞬だった。秒速14キロという音速の約40倍ものスピードで上空を通過する際に、冥王星に加えて、その最大の衛星であるカロンを高解像度カメラで撮影したほか、大気の成分や気温、地形などを観測した。

 最接近距離から撮影した写真は、これまでのものより10倍の解像度があり、ニューヨークのセントラルパーク(3.4平方キロメートル)と同じ広さを鮮明に映し出し約70メートルの物体を判別できるという。

 映像や観測データは、2つある約8ギガバイトの記憶媒体にいったん蓄積される。この容量は一般的なデジタルカメラのフラッシュメモリーと同水準。これを48億キロ離れた地球に送信するのだが、通信速度は800bpsと20年も前の通信モデムと同程度の能力しかなく、完了までに16カ月を要する。

次は太陽系外縁

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