栃煌山(とちおうざん)がはたきこみで白鵬を下す=2015年7月21日、愛知県名古屋市中区の愛知県体育館(榎本雅弘撮影)【拡大】
優勝争いを面白くさせる価値ある1勝でもある。白鵬と鶴竜、照ノ富士が1敗で並んだ。栃煌山はすでに2横綱2大関を撃破し、残る上位との対戦は11日目の豪栄道戦のみ。井筒審判部副部長(元関脇逆鉾(さかほこ))は「一番有力な感じがする」と優勝候補筆頭に挙げた。
3年前の夏場所は優勝決定戦で旭天鵬に敗北。再び賜杯獲得に挑戦するチャンスが巡ってきた。「このままどんどん調子に乗っていきたい」と宣言。9年半ぶりの国内出身力士の優勝へ、上昇ムードで勝負の5日間に臨む。(藤原翔/SANKEI EXPRESS)