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【大相撲】狙い通りの正攻法 鶴竜、1敗守る (1/2ページ)

2015.7.24 09:00

すくい投げで照ノ富士(手前)を転がした鶴竜(かくりゅう)=2015年7月23日、愛知県名古屋市中区の愛知県体育館(森本幸一撮影)

すくい投げで照ノ富士(手前)を転がした鶴竜(かくりゅう)=2015年7月23日、愛知県名古屋市中区の愛知県体育館(森本幸一撮影)【拡大】

 大相撲名古屋場所12日目が23日、愛知県体育館で行われ、両横綱は譲らず1敗で首位を守った。白鵬はかど番の大関琴奨菊を肩透かしで退け、鶴竜は新大関照ノ富士との熱戦をすくい投げで制した。照ノ富士は3敗に後退。琴奨菊は大関からの転落に後がない7敗目を喫した。関脇栃煌山(とちおうざん)は連敗で痛い3敗目。

 2敗力士が消え、2横綱を追う3敗は平幕の遠藤、嘉風(よしかぜ)を含む5人という展開になった。

 鶴竜(かくりゅう)が持ち味を存分に発揮。照ノ富士の挑戦を正攻法で退けた。狙い通りの展開だったようで「自分で中に入れた。それが一番」と振り返る。低く当たって左前みつを引き、すかさず巻き替え。力が入るもろ差しで懐に入った。両かいなを抱えられたが、右外掛けでこらえる。土俵際で何度も寄り立て、最後は左を抜いて相手の体勢を崩し、右からすくって思い切りよく転がした。

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