すくい投げで照ノ富士(手前)を転がした鶴竜(かくりゅう)=2015年7月23日、愛知県名古屋市中区の愛知県体育館(森本幸一撮影)【拡大】
地道なリハビリを経て復帰し、迎えた新大関との大一番。負けられない気持ちしかなかった。勝負後、「ここまで力がついているとは」と謙虚に相手をほめたが、これで照ノ富士とは4戦全勝。横綱と大関の格の違いがいかなるものかを結果で示した。白鵬と並んで後続に2差をつけ、藤島審判部副部長(元大関武双山(むそうやま))は「もうマッチレースだ」とみる。だが、鶴竜は「まだまだ早い」と賜杯への意欲は表に出さなかった。(SANKEI EXPRESS)