サイトマップ RSS

TPP大筋合意へぎりぎりの攻防 7月28日から閣僚会合 (2/4ページ)

2015.7.27 10:00

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する主要閣僚会議であいさつする安倍晋三(しんぞう)首相(中央)。右は甘利明(あまり・あきら)TPP担当相=2015年7月24日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)

環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に関する主要閣僚会議であいさつする安倍晋三(しんぞう)首相(中央)。右は甘利明(あまり・あきら)TPP担当相=2015年7月24日午後、首相官邸(斎藤良雄撮影)【拡大】

 一方、カナダは10月に総選挙を控え、国民の反発を招く譲歩はしにくい事情がある。米国との関税協議を優先しているが、米国が求める乳製品や鶏肉などの市場開放は拒み続けている。

 ニュージーランドは、生産量の95%を輸出している乳製品で一定の輸出拡大を勝ち取れない限り、米国と対立する知的財産の新薬のデータ保護期間で譲歩しない構えをみせる。新薬のデータ保護期間や国有企業改革で米国と対立するマレーシアも慎重姿勢を維持しているもようだ。

 もし、今回の会合で合意できなければ、来年に大統領選を控える米国の政治日程を踏まえるとオバマ政権での批准は困難になる。

 「ゴールテープに手が届くところまで来たが、交渉は最後が一番難しい」

 首相は24日、官邸で開いたTPP関係閣僚会議でこう語った。甘利氏は「これが最後という気持ちで12カ国が臨まないと、交渉はまとまらない」と訴える。(本田誠/SANKEI EXPRESS

悩める台湾 韓国のFTA攻勢に焦り

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ