8月のアニマルプラネットでは、「夏休み!恐竜大特集」が組まれており、まるで実写のようなCGで作られた恐竜番組が続々と放送される。シリーズ番組「蘇る恐竜の時代」では、珍しい求愛のダンスや、プテロサウルスの空中戦などのドラマが展開される。映画を見ているようなストーリーの滑らかさと恐竜たちの豊かな表情につい引き込まれる。それもそのはず、このシリーズはハリウッドで活躍するピクサーやディズニー、ドリームワークスが映像制作を手がけているのだ。
また、シリーズ番組「恐竜のからだ 大解剖」は、動き回る恐竜の体を透視するように見せてくれる、ぜいたくなCG番組。骨はもちろん、筋肉や臓器が鮮やかに再現され、しかもその機能がいかに優れていたか、一目で分かるように解説されている。
暮らしぶりまで再現
彼らの姿かたちが分かるだけではない。大脳がほかの恐竜より発達していたティラノサウルス・レックスは、戦略をたてて狩りをしたり、細やかに子育てできたであろうことが推測できる。さまざまな恐竜たちが、持っている能力をどのように使っていたか、つまり暮らしぶりまでが再現されているのだ。