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ダーウィン発見「珍獣」の謎解けた 化石からコラーゲン、起源分析 (1/3ページ)

2015.5.1 06:35

ゾウに似た鼻を持つマクラウケニアの想像図(ロイター)

ゾウに似た鼻を持つマクラウケニアの想像図(ロイター)【拡大】

  • サイとカバに似た外観を持つトクソドンの想像図(ロイター)

 サイのような体にカバに似た頭を持つ「トクソドン」。こぶのないラクダのような体にゾウに似た鼻を持つ「マクラウケニア」。英国の自然科学者、チャールズ・ダーウィン(1809~82年)が約180年前に南アメリカ大陸で化石を発見し、「進化論」をまとめるきっかけにもなった2体の珍獣の起源が最先端の科学分析によりこのほど、明らかになった。化石はいずれもDNA型鑑定ができない状態で、2体がどの哺乳類の系譜に属し、どこから南米にやってきたのか、ダーウィンの死後もずっと謎が解けない状態だった。

 進化論のきっかけに

 ダーウィンは1831~36年に英海軍の測量船「ビーグル号」で世界を周遊。途中に寄ったアルゼンチンで33~34年に南米固有種とみられる両珍獣の化石を発見した。

 トクソドンは、体長約2.7メートルで体高は1.2~1.5メートル。サイとカバを掛け合わせたような姿の大型草食哺乳類で、ネズミやリス、ビーバーなどの齧歯類に似た鋭い歯を持つ。

化石の骨に残っていたわずかなコラーゲン

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