サイトマップ RSS

カナディアン・ロッキーを訪ねて 進化論の謎 採石場で見つかった (1/3ページ)

2014.10.3 11:40

深い緑色に輝くエメラルド湖。左の山がワプタ山で、右に延びる稜線の途中にウォルコット採石場がある=2014年8月28日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)

深い緑色に輝くエメラルド湖。左の山がワプタ山で、右に延びる稜線の途中にウォルコット採石場がある=2014年8月28日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)【拡大】

  • エメラルド湖の北東にあるタカカウ滝。雪解け水が加わる春が一番水量が多いが、夏でも壮大な眺めに圧倒される=2014年8月28日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)
  • 10の峰に囲まれたモレーン湖。最もカナディアン・ロッキーらしい風景で、カナダの二十ドル札の図柄にもなっている=2014年8月28日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)
  • 黄や赤の野草を覆うようにかかった虹。バンフ近くのハイキング・コースを散策中のひとこま=2014年8月31日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)
  • バンフ近くのハイキングコースでみかけたマーモット=2014年8月31日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)
  • マリリン・モンローの代表作「帰らざる河」の舞台となったことでも知られるバンフのボー川。エメラルド色の水が美しい=2014年8月27日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)
  • カナディアン・ロッキーに降り注ぐ銀河。ルイーズ湖畔の宿で真夜中に撮影=2014年8月28日、カナダ・ブリティッシュコロンビア州(唐木英明さん撮影)
  • カナダ・ブリティッシュコロンビア州
  • 東大名誉教授、倉敷芸術科学大学学長顧問、唐木英明さん=2013年11月12日(平沢裕子撮影)

 カナディアン・ロッキーの入り口、バンフの街から車で約3時間のヨーホー国立公園にあるエメラルド湖。ここから東に見えるワプタ山の稜線(りょうせん)には、1909年に古生物学者、チャールズ・ウォルコットが生物学の歴史を変える化石群を発見した「ウォルコット採石場」がある。

 発見された化石は古生代カンブリア紀中期(約5億500万年前)のもので、堆積(たいせき)岩の一種である「バージェス頁岩(けつがん)」の中に隠されていた。5つの目を持つオパピニアや三葉虫を餌にしていた体長1メートルもあるアノマロカリスなど、ここで見つかった奇妙な形をした多くの生物はこの時代に突然現れ、それらの多くは絶滅してしまった。なぜこの時代に多くの生物が出現し、なぜその多くが絶滅したのか、これらの化石は生物の進化に新しい謎をもたらした。

 こうした話題が一般に知られるようになったのは89年、進化生物学者のスティーブン・J・グールドが『ワンダフル・ライフ バージェス頁岩と生物進化の物語』を著したためである。グールドは進化は少しずつゆっくり進むのではなく、短時間で急速に進み、その後長い時間停滞するという「断続平衡説」を発表。これに進化生物学者、リチャード・ドーキンスらが異を唱えた。ダーウィン以来の進化論に全面的な見直しを迫るこの論争は今も続いている。

スケールの違う自然 気軽に楽しむ

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ