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オランダ マウリッツハイス王立美術館 大改装終了 帰ってきた「少女」 (1/4ページ)

2014.6.27 10:50

約2年間に及ぶ改装工事を終えたマウリッツハイス美術館の2階広間=2014年6月19日、オランダ・ハーグ(内藤泰朗撮影)

約2年間に及ぶ改装工事を終えたマウリッツハイス美術館の2階広間=2014年6月19日、オランダ・ハーグ(内藤泰朗撮影)【拡大】

  • 約2年間に及ぶ改装工事を終えたマウリッツハイス美術館の正面。再オープンを控えて最後の仕上げをする作業員=2014年6月19日、オランダ・ハーグ(内藤泰朗撮影)
  • マウリッツハイス美術館の警備の女性。差していた傘の裏地にはなんと「真珠の耳飾りの少女」がプリントされていた=2014年6月19日、オランダ・ハーグ(内藤泰朗撮影)
  • オランダの画家フェルメールの代表作「真珠の耳飾りの少女」が“帰還”し、喜びを語るマウリッツハイス美術館のエミリー・ゴーデンカー館長=2014年6月19日、オランダ・ハーグ(内藤泰朗撮影)
  • オランダ・ハーグ

 【アートクルーズ】

 「北のモナリザ」-。オランダ絵画の巨匠、ヨハネス・フェルメール(1632~75年)の名作「真珠の耳飾りの少女」は、そんな異名をもつ。至近距離から眺めていると、肩越しにこちらを向く絵画の中の少女に逆に見つめられているような不思議な感覚に襲われた。

 オランダ・ハーグの中心にあるマウリッツハイス王立美術館が約2年に及ぶ大改装工事を終えて報道関係者らに内部を公開。作業員たちがはしごに登り新しいシャンデリアを調整したり、掃除をしたり、金箔(きんぱく)を貼ったりと、6月27日のリニューアルオープンに向けて最後の仕上げ作業を行う中で鑑賞した。

 青いターバンが印象的な少女とは初対面。見る場所を変えても、その瞳は追いかけてきた。わずかに開かれた唇から何を語りかけようというのか。空想しながらハーグの「宝石箱」と呼ばれる美術館の神秘的な珠玉をしばし独り占めにした。

 改装工事中の約2年間、少女をはじめとする美術館所蔵の名作は、世界6都市をめぐる展示ツアーに出て、220万人以上もの来場者を集めた。特に東京での展覧会には、記録的な数の来場者が訪れ、大反響を呼んだという。

色彩鮮やかに… よみがえった「聖地」

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