帰還した少女を前にした美術館のエミリー・ゴーデンカー館長は「彼女がようやく改装の終わった家に帰ってきてくれてうれしい。少女は旅に出てさらに有名になったが、ここが彼女の家。自分の家で彼女の美しさは最も引き立つ」と語った。
≪色彩鮮やかに… よみがえった「聖地」≫
この2年で「真珠の耳飾りの少女」をしのぐ勢いで有名になった小鳥がいた。オランダの画家、カレル・ファブリティウス(1622~54年)の名作「五色(ごしき)ヒワ(ゴールドフィンチ)」だ。かつては部屋の隅に展示されていたが、真ん中の位置に“出世”していた。
足にチェーンをつけた五色ヒワが、エサ箱の上に乗っている場面を描いた小さな絵だ。それがモチーフになったドナ・タートの小説「五色ヒワ」が今年4月、米ピュリツァー賞フィクション部門を受賞。そのときにニューヨークで絵画展が行われていたことから一気に有名になったという。