恐竜絶滅後、北米から流入
2体の起源についてはこれまで、ゾウやツチブタなどと同じアフリカとする説と、アルマジロやナマケモノなどと同じ南米とする説が唱えられてきた。しかし、マカフィー氏によると、今回の発見によって、両珍獣は恐竜が滅んだ約6500万年前に北米から南米に流入してきたと推定できることが分かった。この仲間にはゾウと同じ大きさの巨大なナマケモノやサーベルのような鋭い歯を持つ有袋目の哺乳類などが含まれる。
トクソドンとマクラウケニアは南米大陸で支配的な地位を得ていたが、約300万年前にパナマ地峡を介してつながった北米大陸から奇蹄類、長鼻類などの新種の哺乳類が流入。多数の種が生存競争に敗れる中で生き残りに成功した。だが、元をたどれば自分たち自身がはるか以前に北米から移り住んだ“入植組”だったことになる。最終的に両珍獣を滅ぼしたのは寒冷化などの地球の環境変化だった。(SANKEI EXPRESS)