マクラウケニアはこれより体長が大きく、約3メートル。ラクダに似た骨格を持ち、化石の形状からゾウほどではないにしろ、ある程度長い鼻をしていた可能性が高い。やはり草食の大型哺乳類で、高いところにある木の葉などを長い鼻でたぐり寄せて食べていたとみられている。
ロイター通信によると、両珍獣ともに約1万年前に絶滅しており、科学者らが化石のDNA型鑑定を何度か試みたものの、いずれも成功には至らなかった。
ダーウィンは、2体の珍獣が滅んだのが比較的最近であることから、2体と似た特徴を持つサイやカバ、ラクダやゾウはなぜ生き残り、この2体はなぜ絶滅したのかという考察を始め、自然淘汰(とうた)による進化論に行き着いたとされる。しかし、ダーウィンはこの2体が現存するどの哺乳類の系譜に属するかまでは解明できないままこの世を去り、その後の科学者たちもこの難題を解けないでいた。
今回の研究では、化石の骨に残っていたわずかなコラーゲンを採取することに成功。これを分析した結果、2体がともに馬やバク、サイなどと同じグループに属することが判明した。研究に参加したアメリカ自然史博物館のロス・マカフィー氏は、「われわれは哺乳類の進化に関する最後に残された未解明の謎の一つを解明できた」と述べた。