米マサチューセッツ州マーブルヘッドの路上でヒッチハイクをする「ヒッチボット」。元気に旅をしていたが、その後無残な姿で見つかった=2015年7月17日(AP)【拡大】
また人工知能(AI)を備え、人の質問に答えたり、「充電してほしい」と話しかけたりできる。約20分おきに写真を自動撮影して旅の様子を記録し、交流サイトのツイッターやインスタグラムに投稿する。
ヒッチボットは昨年7月26日に、カナダの東部ハリファクスを出発。目的地が書かれたプラカードを持って路上に置かれ、車に乗せた人が運べる場所まで運んでまた路上に置いて旅を続けた。26日間かけて約6400キロ離れた西部ビクトリアに到達しカナダ横断に成功。その後、ドイツやオランダを回り、今年7月17日に、米東部マサチューセッツ州のボストン近郊から米国横断の旅に出た。
無残な姿で発見されたのは、2週間後の今月1日早朝。フィラデルフィアのダウンタウンの道路脇に、頭部がなくなり、両手をもぎ取られた状態で放置されていた。頭部は発見できず、修復不能という。
キャンプ、結婚式で交流も
ゼラー博士はAP通信に「本当に悲しいことに、米国横断の旅が終わってしまった」と悲しみを吐露。また研究チームは公式サイトで、「ヒッチボットを見守っていた大勢のファンが失望していることは分かっている。この偉大な実験は終了していないので、安心してもらいたい」と復活を示唆。さらに「ヒッチボットを破壊した人々を探し出したり、訴えたりするつもりはない」と表明した。