米マサチューセッツ州マーブルヘッドの路上でヒッチハイクをする「ヒッチボット」。元気に旅をしていたが、その後無残な姿で見つかった=2015年7月17日(AP)【拡大】
ただ、インターネット上には、野球帽とジャージー姿の男がヒッチボットをバットでたたき壊す様子を捉えた監視カメラの映像が公開されており、犯人捜しが始まっている。
これまでの旅では、出会った人の家に招かれたり、キャンプや野球観戦を楽しんだり、結婚式に参加したりするなど人間との交流を深めてきた。
ゼラー博士は実験開始当時、メディアに、「人間とロボットの関係に関する研究は重要性を増している。家庭での利用が進めば、なおさら重要になる」と指摘。旅の記録を分析し、ロボットに対する人間の態度などについて研究結果をまとめる予定だった。しかし、実験は多くのSF映画で描かれてきた敵対関係を証明するかのような結末に。
それでも、研究チームは公式サイトにヒッチボットからのこんなメッセージを残した。
「良いロボットにも時には悪いことが起きるのかもしれない。ぼくの旅はいったん終わることになるが、人間に対する愛情は決して薄れないだろう。すべての友人に感謝します」(SANKEI EXPRESS)