北海戦の三回、2点適時打でホームインする鹿児島実の安藤優幸=2015年8月6日、兵庫県西宮市・甲子園球場(村本聡撮影)【拡大】
五回の攻撃前に円陣を組み、宮下監督は「スクイズでもいいからとにかく1点取ろう。そうすればビッグイニングが来るかも」と選手を送り出した。
その言葉通りの展開になった。1死二、三塁で最上がスクイズを決めると(記録は内野安打)、その後は長打も絡めて次々に走者をかえすなど打者14人の猛攻。第70回大会で常総学院が19-1で小浜を下した開幕試合の最多得点にあと1点と迫る圧勝だった。
「オープニングでこんなゲームができて生徒は自信になるし、九州勢に勢いも付けられる」。宮下監督は、5年ぶりに戻ってきた甲子園で手応えをつかんだ。(SANKEI EXPRESS)
【全国高校野球選手権】(8月6日)
鹿児島実(鹿児島)18-4 北海(南北海道)
中京大中京(愛知) 4-1 岐阜城北(岐阜)
上田西(長野) 3-0 宮崎日大(宮崎)