優勝し喜ぶ早稲田実業、清宮(きよみや)幸太郎選手。甲子園での活躍を誓った=2015年7月26日、東京都新宿区・神宮球場(蔵賢斗撮影)【拡大】
第97回全国高校野球選手権大会の地方大会は26日、各地で行われ、西東京では100年前の第1回大会に出場した早実が東海大菅生に8-6で逆転勝ちし、5年ぶり29度目の夏の甲子園出場を決めた。
作新学院(栃木)は5年連続で、高崎健康福祉大高崎(群馬)は8強入りした昨夏と今春に続き、3季連続で甲子園切符をつかんだ。専大松戸(千葉)は春夏通じて初出場。智弁和歌山、上田西(長野)も名乗りを上げた。
高校野球ファンの注目を集める早実の1年生、清宮(きよみや)幸太郎内野手が甲子園の舞台に立つ。16歳のスラッガーは「まだ100パーセントは出せていない。甲子園で暴れたい」と意欲を駆り立てた。
清宮内野手は「3番・一塁」で出場。打者一巡の猛攻で逆転した八回には右前適時打を放った。184センチ、97キロの堂々たる体格で広角にも打ち分け、西東京大会6戦全て安打を記録。本塁打はなかったが、20打数10安打10打点で甲子園出場に大きく貢献した。