七回にスクイズを決める大阪桐蔭・田中誠也=2015年7月18日、大阪府大阪市此花区の舞洲ベースボールスタジアム(白鳥恵撮影)【拡大】
第97回全国高校野球選手権大会の地方大会は19日、激戦区の大阪大会2回戦で、昨夏の全国大会優勝の大阪桐蔭が強豪の履正社との大会初戦を5-1で制し、大阪勢初の4年連続甲子園出場へ向けて好発進を切った。
1万3000人が駆けつけた大阪大会の好カードは“事実上の決勝戦”と注目された。大阪桐蔭は二回に先制されたが、三回に相手の失策で逆転し、終盤にリードを広げて貫禄を見せつけた。
昨夏、今春の甲子園大会を経験したエース田中誠也が7安打で完投。打っても七回にスクイズ、九回1死一、二塁で試合を決定づける2点二塁打と大活躍した。「この日に照準を合わせていた。まだ初戦。一戦必勝で史上初の大阪4連覇を狙いたい」と滴る汗をぬぐった。
大阪大会はシード制を導入しておらず、2回戦で強豪同士が激突。球場を当初の久宝寺(きゅうほうじ)から内野スタンドに1万席を備えた舞洲(まいしま)スタジアムに変更。開放された外野にも立ち見のファンがあふれ、入場制限も出された。(SANKEI EXPRESS)