3、4月の月間MVPを受賞した日本ハム・大谷翔平選手。一時はメジャー挑戦を表明したことも=2015年、北海道札幌市豊平区・札幌ドーム(共同)【拡大】
日本の高校生が卒業と同時に米大リーグに挑戦する道が事実上、閉ざされていたことが20日、関係者への取材で分かった。米大リーグ機構(MLB)が全30球団に対し、1995年9月生まれ以降の海外のアマチュア選手を獲得する場合、その年の5月までに出生証明書などをMLBに提出する「事前登録制度」を設けていたためだ。出生証明書を入手するには選手側との接触が避けられないが、日本国内では、日本学生野球憲章のプロアマ規定によって、原則的に8月の「夏の甲子園大会」終了まで選手との直接的な接触はできない。
MLBの新ルールは2013年から適用。これによって有望なアマチュア選手が早い時期にメジャーに流出しなくなるため「日本球界の空洞化」は避けられるが、メジャーを志す高校生にとっては「進路の選択肢」が狭まった格好だ。
MLBが各球団に提出を求めているのは、獲得可能性のある選手の氏名や在籍する学校名などに加え、年齢が分かる出生証明書やパスポートの写しなど。メジャーでは中南米などの選手が年齢を詐称して入団することが問題化しており、「事前登録制度」は防止対策の一環とみられる。
日本では12年、岩手・花巻東高3年だった大谷翔平選手(日本ハム)が秋に一度はメジャー挑戦を表明。その後、日本のドラフト会議で1位指名を受けた日本ハムへ入団した。(SANKEI EXPRESS)