ダイヤモンドバックス戦の五回、ベーブ・ルースに並ぶメジャー通算2873本目の安打を放つマーリンズのイチロー=2015年5月18日、米フロリダ州マイアミ(ゲッティ=共同)【拡大】
米大リーグは18日、各地で行われ、マーリンズのイチロー(41)はマイアミでのダイヤモンドバックス戦に「8番・中堅」で出場し、三、五回に左への安打を放って4打数2安打だった。通算2873安打として歴代42位のベーブ・ルースに並んだ。チームは延長十三回、2-3で敗れて4連敗。
正中堅手オズナが個人的な事情で欠場し、急遽(きゅうきょ)回ってきた先発機会。イチローは三回、追い込まれた後に内角速球をうまく捉えて左前にライナーをはじき返す。五回2死では外角低めの球に手を伸ばして振り切り、左翼線ぎりぎりに落とした。ともにバットコントロールにたけたイチローらしい打撃だった。
伝説の本塁打王と数字で並び、また一つ、輝かしい実績を残したことにはコメントしなかった。しかしゼネラルマネジャーから異例の就任となったジェニングズ監督が初めて指揮した試合で競り負けたことには悔しさをのぞかせた。