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「日本人でも金を取れる」 熱血漢が快挙 世界フェンシング 太田、初の世界一 (1/3ページ)

2015.7.18 08:00

男子フルーレ個人で優勝し、ガッツポーズを見せる太田雄貴=2015年7月16日、ロシア・首都モスクワ(ロイター)

男子フルーレ個人で優勝し、ガッツポーズを見せる太田雄貴=2015年7月16日、ロシア・首都モスクワ(ロイター)【拡大】

  • 男子フルーレ個人決勝でアレクサンダー・マシアラス(右)と対戦しポイントを挙げる太田雄貴=2015年7月16日、ロシア・首都モスクワ(AP)

 2008年北京五輪のフェンシング男子フルーレ銀メダリスト、太田雄貴(ゆうき)選手(29)=森永製菓=が16日、モスクワで行われた世界選手権で金メダルを獲得した。日本勢の世界一は個人、団体の全種目を通じて史上初。20年東京五輪・パラリンピック招致にも尽力した熱血漢が快挙を達成した。

 際立つ多彩な攻め

 そわそわしながら表彰台の一番高い場所に立った太田は、まぶしく光る金メダルを首にぶら下げて君が代を聴いた。何度も挑みながら、はね返されてきた世界の頂。12年のロンドン五輪後に約1年間、試合を離れた男が、ブランクを乗り越えてついに駆け上がった。

 「今回は日本人でも金メダルを取れるということを証明したかった。それができたのはすごくうれしい」と万感の思いを語った。

 太田は準々決勝でロンドン五輪覇者の雷声(中国)、準決勝ではゲレク・マインハート(米国)をともに15-9で倒し、決勝はアレクサンダー・マシアラス(米国)を15-10で破った。

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