九回、最後の打者を投ゴロに斬ったオリックス先発・西勇輝=2015年8月15日、大阪市西区の京セラドーム大阪(中島信生撮影)【拡大】
プロ野球は15日、各地で6試合が行われ、オリックスはロッテを6-0で下した。
わずか95球で9回を投げ終えた。散発3安打に抑え、オリックスの西は5月24日以来、今季2度目の完封。6月23日以来の5勝目に「一戦一戦やったのが結果につながった」と一息ついた。
前回完封もロッテ戦だった。この日もコーナーを丁寧に突き、的を絞らせなかった。二回と四回は先頭打者を出塁させたが、ともに併殺に打ち取り、流れを渡さなかった。走者を得点圏に置いたのも2度だけで「いいリズムで投げ切ることができた」と納得顔だった。
負ければ自力でのクライマックスシリーズ(CS)進出が消滅していたが、西の快投で何とか食い止め、福良(ふくら)監督代行は「素晴らしかった。きょうは西でしょ」と持ち上げた。チームにとって苦しい状況は変わらないが、西は「まだ(CSに)行けると思いながらやりたい。打破できるように全力でやっていきたい」と言葉に力を込めた。(SANKEI EXPRESS)