二回、本塁打を放ち、三塁コーチ(左)とタッチを交わすヤクルト・大引啓次(おおびき・けいじ、右)=2015年8月11日、広島県広島市南区・マツダスタジアム(共同)【拡大】
プロ野球は11日、各地で5試合が行われた。ヤクルトは広島に5-0で快勝。山中は三塁を踏ませず、プロ初完投を完封で飾った。今季6戦6勝。打線は一回に畠山の内野安打で先制し、二回は大引がソロ。五回は山田が25号3ラン。
広島は黒田がつかまり、連勝が3で止まった。
ヤクルトの大引が黒田から3号ソロを放った。二回の先頭で、2球目の浮いたカットボールを捉えた打球は、広島ファンで埋まる右翼席へ。細かく球を動かしてくる右腕に対し「引っ掛けないように逆方向を意識した。しっかり捉えられた」と、してやったりだった。
春先の大不振から一転し、後半戦は無安打が3試合のみ。9日の中日戦でもナゴヤドームの右翼フェンスを直撃する二塁打を放っており、真骨頂の右打ちに復調がうかがえる。(SANKEI EXPRESS)