六回、ミッチ・デニング(奥)に逆転の2点本塁打を浴びた巨人先発の菅野(すがの)智之=2015年8月6日、東京都新宿区・神宮球場(春名中撮影)【拡大】
プロ野球は6日、各地で6試合を行い、神宮球場ではヤクルトが巨人に5-3で勝った。
蒸し暑い“鬼門”の神宮のマウンドで、巨人先発の菅野(すがの)智之(25)は腕を振った。
「苦手であることをしっかりと受けとめたい。でも、チームにとっては言い訳でしかない。やれることをやるしかない」
登板前日にも口にしていた神宮への苦手意識を払拭すべく、マウンドに向かった。プロ入り後は0勝4敗。自身でも苦手な理由が分からないというが、この日も一回に畠山の中前適時打、二回に川端の右中間適時二塁打を浴び、ペースをつかめない。
試合前の気温は34.5度。猛暑が菅野の体力を奪ったが、若きエースは意地を見せつけた。五回二死二塁で迎えた打席。石川の低めの変化球を右中間へはじき返し、三塁へ激走。自らバットで1点を返した。しかし…。六回、菅野はデニングに中越え2ランを浴びて3-4と逆転された。結局、この日も“神宮の呪い”を解けなかった。( SANKEI EXPRESS)