一回に中安打を放ち日本通算2000安打を達成した楽天の松井稼頭央(かずお)=2015年7月28日、秋田県秋田市の秋田県立野球場(斎藤浩一撮影)【拡大】
プロ野球は28日、各地で6試合が行われ、楽天の松井稼頭央(かずお)外野手(39)が秋田市の秋田県立野球場でのソフトバンク12回戦で、一回に中田から中前打してプロ野球史上46人目となる通算2000安打を達成した。
「東北のファンの皆さんの前で記念の1本が打ててうれしい」と話す松井。遊撃手として活躍してきたが、一年でも長く現役を続けるため、今年からは本格的に外野手へ転向した。
「特別なことはしていない」と多くを語らないが、試合前に入念なストレッチを欠かさない。「2000という数字は通過点」といい、次の目標は日米通算3000安打。「(数字には)程遠いけどモチベーションがあることはいい」。新たな目標へ「歩み」を止めることはない。
両打ちの選手の記録達成は、巨人の柴田に続き2人目。1742試合目での到達は史上6番目のペース。2009年に達成した日米通算に加えて、日本だけでも大台に達するのは、日本選手では近鉄などで活躍した中村以来2人目。(SANKEI EXPRESS)