≪20代が受け入れ≫
合同世論調査では、戦後70年の安倍首相談話について、全世代で「評価する」との回答が「評価しない」を上回った。20代の評価が最も高く、男性の71.9%、女性の54.1%が評価した。「未来志向」を重視した内容が若者層に受け入れられたといえそうだ。
「反省」「侵略」「植民地支配」「お詫び」という表現を使ったことも、20代男性の70.3%が評価。女性も40代で59.3%が支持を寄せた。「戦争に関わりのない世代に、謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」との表明は、30代男性の79.3%が評価した。
支持政党別では、自民党の79.6%が談話を評価。公明党も64.7%が評価し、全政党の平均(57.3%)を上回った。首相が心配した公明党支持層にも支持が広がっており、政権運営の懸念材料が一つ取り除かれた形だ。(SANKEI EXPRESS)