ドイツ南部、バイエルン州ミュンヘンの中央駅に着き、「Germany_Love」と書いたメッセージを示す子供=2015年9月5日(AP)【拡大】
メルケル独首相は5日、「課題が困難だから、均衡予算が重要でなくなるということはない」と強調。国民への追加負担なしに財政規律も維持する考えを示したが、負担は重い。EUでは本来、最初に移民らが入った加盟国が責任を担うことになっており、メルケル氏はハンガリーのオルバン首相とも、今回の措置が緊急措置であることを確認した。
一方、EUは5日、非公式の外相理事会を開き、対策を協議したが、具体策で進展はみられなかった。特に特定国に負担が偏るのを避けるため、難民申請者の受け入れを加盟国で義務的に分担する制度の導入では、意見が割れたもようだ。
義務的な分担は欧州委員会が加盟国に提案して一度拒否されたが、ドイツやフランスの支持を受け、ユンケル欧州委員長が規模を拡大して近く再提案する方針。だがハンガリーなど東欧諸国は、難民申請者らはいずれドイツなどに向かうため機能しないなどとして反対しており、EUは一枚岩にほど遠い状況だ。(ミュンヘン 宮下日出男/SANKEI EXPRESS)