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自由より経済 息苦しさ続くシンガポール 総選挙で与党圧勝 (1/3ページ)

2015.9.13 07:00

支持者に囲まれ、総選挙での勝利を喜ぶリー・シェンロン首相=2015年9月11日、シンガポール(ロイター)

支持者に囲まれ、総選挙での勝利を喜ぶリー・シェンロン首相=2015年9月11日、シンガポール(ロイター)【拡大】

 シンガポールで11日行われた総選挙(一院制、定数89)は、独立以来半世紀にわたり一党支配を続けてきた与党の人民行動党(PAP)が9割を超える議席を獲得し勝利した。リー・シェンロン首相(63)は続投する。無資源小国をアジアの金融・貿易の一大拠点に変貌させ、新興国の成功モデルとして称賛されるシンガポール。高度成長の果実は国民にも届き、所得水準は既に日米を上回る。だが、経済を最優先し、政治的自由を置き去りにしてきた国家に人々は息苦しさを感じているようだ。

 年金批判で敗訴

 シンガポールではデモや集会は違法。政治的主張を自由にできる場所は中心部にある公園の「スピーカーズコーナー」と呼ばれる一角だけだ。

 新聞やテレビが、政権に批判的な論調の記事を載せることは極めてまれ。政権はブログやソーシャルメディアへの一般人の投稿に目を光らせる。

 自身のブログで、年金基金の運用をめぐって政府を批判した男性カウンセラー、ロイ・ウンさん(34)。リー・シェンロン首相に名誉毀損(きそん)訴訟を起こされ、昨年11月に敗訴した。裁判所が現在、賠償額を算定中だ。

世襲の言論封じ手法

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