支持者に囲まれ、総選挙での勝利を喜ぶリー・シェンロン首相=2015年9月11日、シンガポール(ロイター)【拡大】
地元メディアは、少年の顔や実名を連日報道。テレビは、少年の父が「リー首相におわびしたい」と涙ながらに謝罪する様子も放映した。
野党有力者に名誉毀損訴訟を起こして高額の賠償金で破産させ、反対勢力を弱体化させるのは、リー・クアンユー氏が一党支配のために多用した手法だ。
リー・シェンロン首相も、自らの批判になりふり構わず反撃するのは父親譲り。2010年には、「世襲」を指摘した米紙に猛抗議し、新聞社側は謝罪と慰謝料支払いに追い込まれた。
ロイさんは「言論封じ込めは、政権の自信のなさの表れだ。これまでは新聞とテレビさえ統制すればよかったが、ネット時代にそれは通用しない」と語った。(共同/SANKEI EXPRESS)