41歳でノーヒットノーラン、42歳で通算200勝を達成した後も、年齢にあらがって腕を振り続けた。いつしか「中年の星」とたたえられるようになったが、「そういう言われ方は好き。声を掛けてもらって、逆に僕が励ましてもらっている」と原動力にしてきた。
二回り以上も若い打者との対戦が日常。「ハンディをもらえるわけではないし、純粋に勝負したい」と、新球の習得など進化を求め続けた。40歳を過ぎて体力の衰えが顕著に。それでも「僕はまだ日本の最高の舞台で投げられる。だからみんなも頑張って」と発信することがモチベーションだった。
「戦力なれるか」
現役最多の219勝など華々しい実績を残し「自分で引退を決められる選手」になっていた。
そんな中で自らに課した現役続行の条件は「戦力になれるかどうか」。しかし一昨年から勝利数は5、1と減り、今季はついに0。「契約してもらっている以上は優勝に貢献したい」という意気込みとは裏腹に、チームの力になれていない事実を突き付けられた。