家庭内暴力(DV)で有罪判決を受けたことを理由にオーストラリア政府からビザ発給を拒否されている米人気歌手クリス・ブラウンさん=2015年6月7日、米ニュージャージー州イースト・ラザフォード(AP)【拡大】
撲滅へ「本気度」示す?
オーストラリアでは女性が夫や家族に殴られるなどして、今年すでに63人が死亡しており、ターンブル首相は「真の男は女性を殴ったりしない。DVは国家の恥だ」と強調。23日には政策の柱のひとつとして、DV撲滅のため1億豪ドル(約84億円)を投入すると発表している。
一方、ブラウンさんは、DVで有罪判決を受けた後、2度にわたってオーストラリアで公演をした経緯があり、今回も入国に自信をのぞかせる。
彼のファンたちも、既に彼は改心しており、次のチャンスでビザを発給すべきだと主張、27日からネット上で政府にビザ発給を求める署名活動を開始。約3000人の賛同者を集めた。
とはいえ、今回の対応は新首相のDV撲滅に対する本気度を示すものとして国民が注視しており、状況はブラウンさんが考えるほど簡単ではなさそうだ。(SANKEI EXPRESS)