楽天に競り勝ち、「CS進出まであと1勝」と書いたプラカードを持つロッテの大谷智久、内竜也(うち・たつや)、大嶺祐太(左から)=2015年10月3日、千葉県千葉市美浜区のQVCマリン(矢島康弘撮影)【拡大】
嫌な空気が漂う中で迎えた八回。代わったクルーズから今江敏晃、デスパイネの連打と四球で1死満塁とした。2死となって打席に立った鈴木大地(だいち)は「高めに抜けていた。あれだけは気をつけようと意識していた」と冷静だった。ボール球を見極めて押し出し四球を選び、待望の1点をもぎ取った。「いい形ではなかったけど、勝てて何より」と胸をなで下ろした。
残り3試合のうち、一つでも勝てばクライマックスシリーズに進出が決まる。主将の鈴木は「3位でも日本シリーズに出られるシステムだから。早く決めたい」と連勝での3位確定を期した。(SANKEI EXPRESS)