ボタン一つで切り替え
トヨタが公開した実験車両の助手席に記者が実際に乗って、自動運転を体験。想像以上の安定した走行に驚かされた。
「自動運転に入ります」。運転手は首都高速道路に入り、ハンドルの走行モード切り替えボタンを押すと両手を離した。両足もペダルから外すが、実験車は走り続けた。
同乗したのは東京都江東区周辺の「有明」から「福住」の両インターチェンジ間の約8キロ。自動走行を始めて早速、ナビの音声が「合流します」と案内。自動で方向指示器が点滅しすんなりと本車線に入った。
あっけにとられた記者にトヨタの担当者は「車体の前後左右に計11個のレーダーなどを搭載し、ほかの車両や車線を検知して最適な走行をするんです」と説明した。
法定速度で左車線を走行しつつ、地図情報を基に急カーブ前には減速し、約10分間の体験中に危険を感じることはなかった。「実用化には課題がある」と担当者は言う。それでも“両手放し”の運転手の姿に未来を感じた。(会田聡/SANKEI EXPRESS)