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二足歩行や木登り…進化定説覆す 初期ヒト属新種、道具も使用か (2/3ページ)

2015.10.9 00:00

南アフリカの洞窟で発見されたホモ・ナレディの化石について説明を受けるシリル・ラマポーザ副大統領(左)=2015年9月10日、南アフリカ・マガリースバーグ(AP)

南アフリカの洞窟で発見されたホモ・ナレディの化石について説明を受けるシリル・ラマポーザ副大統領(左)=2015年9月10日、南アフリカ・マガリースバーグ(AP)【拡大】

  • ホモ・ナレディの手と足の化石。調査の結果、直立歩行や木登り、さらには道具を使うのに適していたという=2015年10月6日、南アフリカ・ヨハネスブルク(ロイター)

 生存年代は不明で、推定身長は約150センチ、体重約45キロと小柄で、手足の骨格は人類に似ており、脳の大きさはオレンジの実ぐらいでチンパンジーよりもやや大きく、原始的な猿人であるアウストラロピテクスとほぼ同じだった。

 手足に現代人の特徴

 今回、キベル博士らは、見つかった計1550個のうち、ほぼ完全な成人の右手の骨の化石など150点を詳細に調査。その結果、手首の骨の構造や親指が、ヒト属の一種、ネアンデルタール人や現代人と酷似していた。

 しかし、指の骨はホモ・ナレディの方が長いうえ、わん曲していることから、ホモ・ナレディが手を使って木登りなどを行うとともに、強い握力で石器などの道具を器用に使っていたことが明らかになったという。

 キベル博士は6日付の英紙ガーディアンに「彼らが木や岩の上を動き回ったり、道具を使うことに特化した手の構造を持っていたことを示している」と説明した。

 一方、スミス准教授らは、ほぼ完全な状態の右足の化石を含む107個の骨の化石を調査したところ、現代人の足と良く似た特徴が多くあるなど、直立歩行に適した形状だったほか、足の指の骨が現代人より曲がっていたことから、手と同様、木や岩を上るのに便利な構造であることを突き止めた。

「進化一直線でない」

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