一回、ソロ本塁打を放ったマット・マートン(9)を出迎えるマウロ・ゴメス(中央)ら阪神ナイン=2015年10月11日、東京都文京区の東京ドーム(吉沢良太撮影)【拡大】
続くマートンは初球の直球を強振。左越えに運び、大きな追加点をもたらした。2人は「積極的にいこうと思った」と声をそろえた。好投手を相手に後手に回らない攻めの姿勢が功を奏した。
昨季それぞれ打点王と首位打者に輝いた2人も今季は苦しんだ。ゴメスは来日後初の5番への降格を経験。マートンは先発を外れる屈辱も味わったが、崖っぷちでチームを救った。第3戦で勝負が決する。今季最後の伝統の一戦へ、ゴメスは「一番大事なのは勝つこと。全力で頑張りたい」と力を込めた。(SANKEI EXPRESS)